お客様の窓口として仕事の起点となり
社内関係者の旗振り役も担います

営業部

森屋 隆仁

2016年入社

関係部署と協力し、
品質、コスト、納期の
すべてに目を配ります

営業部には、当社と長期的な取引のあるお客様に対して営業活動をするグループと、取引の少ない、または新規のお客様に対して営業活動をするグループがあります。私の所属する車体部品IIグループは後者に当たり、部品単位ではなく、お客様単位で担当を受け持ち、トランスミッションを除くさまざまな部品(車体骨格部品、樹脂部品等)を取り扱っています。主な役割は、新規受注の窓口になることと、既存の受注部品を確保し続けることです。いずれも、お客様である完成車メーカーとコミュニケーションをとりながら、ニーズを探り、当社製品のメリットを伝え、価格交渉、提案などを行います。
営業部はお客様との最初の窓口として、あらゆる仕事の起点となります。言い換えれば、私たちが動かなければ、部品の開発は始まりません。また、その仕事は一人では成立しないことがほとんどで、受注~納品すべての工程において、品質・コスト・納期に関わり、旗振り役として社内のあらゆる関係者を巻き込む役割を担っています。当社のお客様は大企業なので、一つの案件の金額が大きく、売価を決めるにも、最終的には経営会議で話し合うほど、大きな意思決定になります。営業はその道筋を作り、先導する役割を果たしています。

他社にない技術力をアピールし受注に成功した際に喜びを感じます。

やりがいを感じるのは、何といっても新規顧客に向けた拡販に成功したときです。樹脂部品を担当していた入社2年目に、それまで取引のなかった完成車メーカーに向けて、エンジンカバーの提案をしたことは今でも印象に残っています。このメーカーには既に取引のあるサプライヤーがありました。そこで、既存のサプライヤーに勝る当社の強みについて、お客様の理解を深めていただくために、生産工場の見学にお招きする等、自分なりに尽力しました。提案に際して特にアピールしたのは、樹脂部品をインジェクション(射出成型)ではなく、プレスで成形するというユニプレスならではの技術です。速く、低コストで製造できる強みが評価され、無事受注に成功しました。この経験を通して、お客様の要望に正確に対応、提案すればビジネスにつながることを実感しました。
大変だったのはむしろ受注後でした。メーカーによって技術標準が異なるため、試作段階から量産に至るまで、品質基準や納品時の運搬方法、オーダーの受け方など、一連の供給インフラを一から整えなければならなかったからです。営業部だけでは、これらの課題を解決することは難しく、生産工場や生産技術、設計、生産管理、品質保証等の様々な関係部署の協力を得る必要がありました。各部署と連携して一つずつ課題を解決していき、無事、新たなお客様との取引を軌道に乗せることができました。

現在は、海外拠点との仕事も手がけています。具体的には、主に、当社の海外拠点が営業活動をするときのサポートです。当社の日本の営業部はユニプレスのマザー拠点として、各国の完成車メーカーの動向などの情報をグローバルで把握しています。それらの情報を基に海外拠点が営業活動する際の提案を行います。海外拠点の駐在員や現地のスタッフと国や文化を越えて行う仕事は新鮮で刺激的です。

自分の仕事が価値を生むためには何をするべきなのか考えることを大切にしています

営業部が関わる部署は多く、しかも各部署の意見や意向はさまざまで、相反する場合も少なくありません。例えば、受注した部品の納期や品質を検討する際、設計部門と生産技術部門で意見が食い違うことがあります。見積もり段階では、お客様の要望を最大限実現できるように計画を組みますが、営業部としては、こうした意見の食い違いを踏まえて、お客様へ具体的な解決策を提示します。営業部は社内外の単なる伝書鳩であってはなりません。お客様と自社の双方にとって利益を生むようクローズさせることで営業部としての仕事の価値が生まれます。私たち会社員は、一人ひとりが仕事をして得た会社の利益の対価としてお給料をもらっています。自分の仕事が価値を生むためには何をするべきなのか考える」ことが大切だと思っています。
ただ、仕事はチームで動くため、一人で何もかも抱え込む必要はありません。多くの仲間が情報を共有し、上司も動いてくれるので、非常に働きやすいと感じています。これからも、私自身、営業部門、ひいてはユニプレス全体の信頼を揺らぎないものにしていきたいと思っています。
今後は、今よりも幅広いお客様に対して、様々な種類の部品を提案できるようになりたいと思っています。自分一人でできることを着実に増やしていき、将来的には、海外駐在も経験してみたいと思っています。

ユニプレスへの入社を決めた理由

さまざまなメーカーと仕事ができ
車体骨格という重要部品を扱える魅力

大学では自動車部に所属し、3年生のときに全国大会で準優勝を果たしました。4年生のときは主将も務め、車両製作や練習計画の策定にも携わり、団体戦優勝をめざしていました。
就活においても、「好きな自動車に関係する仕事をしたい」という思いで会社を選んでいました。ただ、特定の車種や完成車メーカーには執着がなく、様々なメーカーと取引ができる部品メーカーを志望していました。ユニプレスに決めたのは、自動車にとって極めて重要な、車体骨格部品に携われることが魅力だと思ったからです。
入社して仕事を始めると、期待通り、様々な完成車メーカーの部品に携わるだけでなく、車体骨格部品以外にも樹脂部品を担当することができています。お客様が多いと、それだけ難しさを感じることもありますが、充実した日々を過ごしています。

先輩からの就職活動アドバイス

自分の就活のとき感じたのは、仕事においては、業務内容だけでなく、「人」という要素が非常に重要であることでした。たとえ自分の好きな仕事についたとしても、一緒に仕事をする人たちとの相性が悪ければ辛くなるはずです。ですから、就活中の皆さんにはそこを確かめることを勧めます。その会社の人たちと一緒に働く自分をどこまでイメージできるかが重要です。
これは就活段階では難しいことだと思いますが、人事担当者とコミュニケーションを取り、説明会などで先輩社員とよく話し可能な限りイメージしてみてほしいと思っています。
私の場合、人間関係においても入社前に感じたことと入社後とのギャップはありません。恵まれていると思いますし、仕事への意欲にもつながっています。