自分の力を発揮して、
課題を乗り越えたとき、
大きな達成感を得られます

TM技術開発センター T/M設計グループ

片岡 侑也

2016年入社

多くの部門と関わりながら、量産への道筋をつける設計をしています

私が所属するTM技術開発センターでは、主にオートマチックトランスミッション(自動変速機)部品の設計開発・生産ラインの工程設計・新規技術の開発などを行っています。一般的にオートマと呼ばれる車に搭載されているこの部品の役割は、エンジンが生み出す動力を走行速度ごとに最適な回転へと変換し、車軸やタイヤに伝えることです。自動車の発進・加速・燃費などの走行性能に直結する重要部品であり、部品の精度も1/1000mm(ミクロン)単位で要求されるため、その設計・開発・生産には高度な技術や深い専門知識が求められます。
TM技術開発センターは、トランスミッション部品の設計・開発を担うT/M設計グループ、トルクコンバータ部品の設計・開発を担うT/C設計グループ、金型や切削加工機械等の生産技術を担う技術グループ、部品の設計・生産に関する日程進捗管理等を担う技術管理グループで構成されています。私はT/M設計グループに所属しており、主にトランスミッション部品のうち、クラッチパック、プランジャー、シリンダーなどの設計をしています。お客様が求めるレイアウトに収まるよう考慮しながら、要求された強度や性能を満たす部品を設計するのが主な仕事です。
クラッチパックは、お客様から使用環境、サイズなどの大まかな条件が提示されますが、要求される条件を満たせば、詳細についてはある程度自由に設計できる特徴があります。 一方、シリンダーやプランジャーは、部品としての成形性の見極めが特に重要な製品です。お客様が求める要件が、そもそも部品として成形可能かどうかから検討し、判断が難しければ試作品を作って検証しながら、量産可能な製品仕様に仕上げていきます。
現在私はシリンダーやプランジャーの設計を担当しており、量産に入る前の試作図面の段階で、より製造しやすくしたり、コストを低減したりできるよう、形状を改良する仕事をしています。製品に求められる強度や性能を落とさずに、切削部分を減らす、板厚を薄くするなど、“原価低減アイテム”と呼ばれる要素を織り込んで設計していきます。設計図面を出す“出図”までには最短でも1カ月くらいを要しますが、試行錯誤しながら正規図面(量産可能な図面)を作成し、生産技術を担う技術グループへ図面をバトンタッチします。

仕事を進めるうえでは、多くの社内外関係者との連携が欠かせません

営業とは受注内容について設計者の視点で検討してフィードバックすることはもちろん、お客様への訪問に同行して技術面から説明をすることもありますし、営業から受け取った製品図面に基づき、実際の工程を考えた見積金額を出す技術見積りも設計の仕事の一つです。
また、クラッチパックのように様々な部品から構成される製品の場合、自社製部品だけでなく、社外の取引先から調達する部品も使用するため、調達部門を介してその価格や仕様を確かめなくてはなりません。金型のない新しい製品の場合、社外の試作メーカー等にオール切削による試作品製作を依頼することもあるため、社外のメーカーとも接点があります。
さらには、部品の性能や強度を確かめるために、実験・評価部門に評価の依頼をしたり、評価結果に基づいて実験・評価の担当者と協議し、設計を見直したりすることもあります。
このように多くの関係者と協力しあいながら仕事を進めていくため、コミュニケーション能力が非常に重要です。

自分の知恵を絞って課題を解決した時、大きな達成感が得られます

私は入社以来、担当部品を持ち、様々な部門の方々とコミュニケーションを図る中で、自動車業界の動向、トランスミッションの役割、設計から量産までの流れなど、幅広い知識が身についてきたと感じています。当社にはフランクで親切な方が多く、誰にでも気兼ねなく相談できる環境があります。私はこのような環境の中で、比較的自由にのびのびとやらせてもらっています。
担当部品の“出図”をする際には、部門長をはじめとした社内関係者に報告する場が設けられ、図面の内容や製造課題について、皆で洗い出しを行います。担当者として、数々の質問に答えなくてはなりませんが、その時に直属の上司や先輩がフォローしてくれることも多く、上司や先輩にはとても感謝しています。

仕事で大きな達成感が得られるのは、課題に対し、自分で打開策を考え、解決した時です。私は以前、イレギュラーな業務として、小さなプレス機の金型設計を任されたことがありました。クラッチパック内部のドラムをプレスで製作する際に、別の部品を収めるための“溝の精度”が上がらず、要求される仕様を満足した製品が製作できないという課題がありました。様々な視点で問題を考え、試行錯誤した結果、最終的に「径が拡がってしまうこと」が原因であることを特定し、拡がりを抑える型を提案することで、課題を解決しました。時には前例のない難しい課題に直面することもありますが、こうした難しい課題に逃げずに向き合い、打開策を導き出した際、私は技術者としてのやりがいを強く感じます。

対応力、発信力の高い技術者をめざしたいと考えています

私は現在入社3年目ですが、まだまだ目の前の業務で精一杯というのが正直な現状です。過去には、打合せの場で取引先からの質問に即答できず、「持ち帰って検討してからお答えします」と言わざるを得ないことがあり、悔しい思いや申し訳ない思いをしたこともあります。今後は、知識や経験を増やし、自分で様々な質問に的確な回答ができる技術者になりたいと考えています。
また、私は会議など大勢の前で発表することが苦手なので、通信教育等の会社が提供する各種制度や社内の勉強会等も活用しながら、プレゼンテーションに関する知識や経験を積み上げ、相手にとってわかりやすく、聞き手が納得できる説明ができるような技術者をめざしています。

ユニプレスへの入社を決めた理由

技術への高い志と人の温かさを感じて入社

もともとクルマの運転が好きで、ドライブしていろいろなところへ行っていましたから、自動車関連企業に就職したいと考えていました。その中で、ユニプレスを選んだ理由は大きく二つあります。
一つは「プレスを究めて、プレスを越える」という理念に共感したこと。専門分野の技術を発揮して発展していこうとする会社としての強い意思を感じました。
もう一つは、お会いした人事の方々の雰囲気です。面接時に親身になってアドバイスしてもらい、他社とは異なる温かさを感じました。入社後の職場にも温かい方が多く、当時感じた会社の印象は変わっていません。




先輩からの就職活動アドバイス

私は運転が好きだったので、自動車業界の企業を中心に訪問しました。皆さんも、何か好きなことを軸に企業を探せば、満足する就職先に出会える可能性は高まるのではないでしょうか。
また、就職活動そのものとは別に、プライベートでも好きなことを続けてほしいと思います。私は学生時代、アルバイト先の居酒屋の店長さんに誘われてゴルフを始めました。私の通っていた大学があった地域にはゴルフ場が多く、料金も安かったので、当時からゴルフが趣味になり、今もゴルフは楽しみの一つになっています。
そうした趣味があれば、仕事で様々な困難にぶつかっても、気持ちをリフレッシュする機会になりますし、社内外の人との交流の機会にもなります。皆さんも、ぜひリフレッシュの方法を見つけながら、前向きに就職活動に取り組んでみてください。