海外駐在員からのメッセージ

Message From

U.S.A

新明 剛Shimmyo Tsuyoshi

2010年入社

出向前/営業部
出向先/ユニプレスノースアメリカ会社(UPNA)Sales(営業)

現地での仕事内容

私は、コーディネーターという立場で、お客様と最前線で交渉する現地スタッフと日本にある本社の橋渡し役として営業業務全般をフォローしています。新規ビジネスの受注活動では、見積価格レベルの検討については原価部門、各工場の生産負荷検討においては生産管理部門など本社の各部門との連携が不可欠であり、現地スタッフからの情報をタイムリーに吸い上げ、日本本社と密に連携する事で、現地拠点としての営業戦略を立案しています。

日本との違い

アメリカは各スタッフの業務領域が日本よりも明確に定義されており、日本のようにチームで助け合いながらプロジェクトを進める仕事のやり方ではありません。ですので、各個人の役割を正確に把握し、的確な指示を出すことが円滑に仕事を進める上で重要になります。また、アメリカ人は家族との時間を大事にするため、基本的には現地スタッフは残業しません。忙しい時期は子どもが寝てからメール対応したり、早朝から出勤するなどメリハリのある働き方をされています。日本人出向者は時差の関係上、日本との会議などで残業せざるを得ないこともありますが、『郷に入れば郷に従え』の精神で効率の良い働き方ができるよう心がけています。

現地の社員とのエピソード

赴任当初で現地スタッフと英語のコミュニケーションもままならない時に、どうしても急ぎの仕事をお願いしたいにも関わらず、気がつくと業務が終わっていないのにスタッフが帰ってしまい困ったことがありました。最近ではしっかりとコミュニケーションも取れるようになり、急ぎの案件は事前に緊急性と必要性を説明して理解してもらった上で、残業をしてもらうこともあります。また、スタッフからも事前にプライベートの予定等を共有してもらい、お互い気持ち良く仕事ができるよう業務調整をしています。

海外勤務ならではの魅力と苦心点

海外拠点は本社と比較して人数が少ないため、必然的に業務権限や範囲が広がり日本では体験できないスケールの大きい仕事ができる事に魅力を感じています。日々の業務においても直接現地拠点の社長に提案することもありやりがいを感じております。日々の業務を通じて自動車大国であるアメリカの現状を肌で直接感じられることも大きな魅力です。文化・言語も異なる国での仕事では、日本の常識が非常識である事も多く、慣れるまでは仕事・生活ともに苦労が多いですが、それ以上の魅力が海外勤務にはあると思います。